
「人生の終わりを迎えるとき、あなたが最後に思い出すのは誰の名前だろう?
長年連れ添ってきたパートナーの名前か、最愛の子供たちの名前か? それと
も…?。死の床にある母が語った物語は、娘たちが知らない40年前の愛の記録
だった」…原作は「モンキーズ」「欲望」などで知られるアメリカの人気作家
スーザン・マイノットの同名の作品。監督は「マレーナ」「海の上のピアニス
ト」などで撮影監督を務めたラホス・コルタイ。そしてヒロインのアン役に
「ジュリア」のヴァネッサ・レッドグレイヴ。アンの親友ライラに「デイア・ハ
ンター」のメリル・ストリープ。若き日のライラを演じるのがストリープの実の
娘メイミー・ガマー。またアンの長女コンスタンスにレッドグレイヴの実の娘ナ
ターシャ・リチャードソン。さらにアンの次女ニナには「シックス・センス」の
トニ・コレット。若き日のアンに「スター・ダスト」のクレア・デインズ。ライ
ラの母親にグレン・クローズ。そしてハリス役に「オペラ座の怪人」のパトリッ
ク・ウイルソン。ライラの弟バディに「エリザベスⅠ世~愛と陰謀の王宮~」の
ヒュ―・ダンシーetc。…新旧、いずれ劣らぬ演技派俳優がキラ星の如く勢揃いし
た、すべての女性のための癒し度数抜群の作品である。
「この物語を読んだすべての人が、自分の人生で一番大切なものは何か? 何
を最も大切にしたのか? そして、過ぎ行く人生をどのように生きたいのかを考
えてくれたらいい」…スーザン・マイノットはこう語るが、なるほどコルタイ監
督は、ふたつの時代のふたつの異なる世界を忠実に描写、見事に原作者の期待に
応えているのはさすが。
「人生に過ちなんてない!」…人生の持つ一瞬の美しい輝きがスクリーン一杯
に広がる新春イチ押しの感動作として強く推奨しておきたい。
(文・構成 和気 洸)
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